トイレが詰まってしまって…
なんとか自分で直せないかな?
トイレが詰まってしまった時、すごく焦りますよね。
いつものようにすんなり流れていかず、一度水位が上がって少しずつ流れていく状態の時、どうしたらいいか判断に迷うと思います。
筆者はありがたくないことに、これまで何度もトイレ詰まりに遭遇してきました。
賃貸アパート、築年数の経った実家、新築住宅…
様々な場合で実際にどう対処したか、賃貸の場合は修理費用の負担についてなど実体験に基づきご紹介していきます。
ご参考になりますと幸いです。
目次
トイレが詰まった時に実際に対処した方法とその結果
【ケース①】賃貸アパートのトイレ
→自力で解消
- 一度水位が上がるが少しずつ水が引いていき、通常溜まっている水位より下がりポコポコと音がする
- 詰まっているものは水に溶けるものだとわかっている
- 節水型トイレではない
→ラバーカップ(スッポン)で解消!!!
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一人暮らしをしているアパートにて人生初めてのトイレ詰まりに遭遇。
水を流すとみるみる水位が上がりますが、時間が経つと少しずつ引いていき、通常の水位より低くなりポコポコという音がしました。
トイレから溢れ出さないかという恐怖に怯えつつ、賃貸アパートであるため万が一の修理費はどうなるのかという不安とも戦うことに。
トイレットペーパーを大量に使ってしまう癖があり、詰まっているのはトイレットペーパーや便など異物でないことはわかっていたので、トイレ詰まり=スッポンという考えで、まずはスッポンとも呼ばれるラバーカップを買いに走りました。
ラバーカップを使うことなんてそう何回もあることではないと安く済ませようと100円ショップに駆け込みラバーカップを購入。
しかしどう考えてもサイズが小さくてトイレにうまくハマらず詰まりが解消されません。
なんとラバーカップは洋式トイレ用と和式トイレ用と種類が異なるのです。
無駄な買い物にならないようご注意ください…。
結局ホームセンターに出向き、種類を確かめてラバーカップを購入。手こずりましたが、何度も繰り返すうちにコツを掴み、無事に詰まりが解消しました。
ラバーカップを使う時のポイント
ラバーカップは押す時ではなく強く引くことで詰まりを解消する道具です。
詰まりを解消するために真空にするのがコツです。
水位が上がっている状態の時にラバーカップ全体を強く押し付け、真空になった手応えになったら強く引きます。
寒い時期だとゴム部分が硬くなってしまっているため、熱過ぎないお湯を便器に満たしながらだとゴムが柔らかくなり、ハマりやすくなりますよ。
【ケース②】築年数の経った実家のトイレ
→自力で解消
- 一度水位が上がるが少しずつ水が引いていき、通常溜まっている水位より下がりポコポコと音がする
- 詰まっているものは水に溶けるものだとわかっている
- 節水型トイレではない
→ラバーカップ(スッポン)で解消!!!
保管に困る物ですが、今はこんなスタイリッシュにラバーカップを収納できるスタンドがあるのですね! |
実家のトイレ詰まりも前回と同じ状況だったため難なく解消。
あまり慣れたくないものではありますが、知っていて便利なスキルではあると思います笑
【ケース③ 築年数古めの賃貸アパートのトイレ
→自力で解消できず!管理会社経由で業者による修理となりました
- 一度水位が上がるが少しずつ水が引いていき、通常溜まっている水位より下がりポコポコと音がする
- 詰まっているものは水に溶けるものだとわかっている
- 節水型トイレではない
- 洗面台やキッチンの床下からも水が漏れてきている
→ラバーカップ(スッポン)では解消できず!!!
しばらく時間をおけば詰まっているものが溶けて流れるようになるかと期待し放置することにしましたが、トイレが1つしかないためそう長いこと放置するわけにもいきません。
その日は友人宅に泊めてもらいましたが、一晩経っても詰まりが解消する様子はないどころか、洗面台やキッチンなどの他の水回りの床下から水が漏れてきている状態に。
これはもう素人ではどうにもならないと判断。
賃貸住宅であるため勝手に業者を呼んでいいものかどうか、その場合の修理費用の負担など後々のことを考慮し、まずはアパートの管理会社に電話連絡。
すぐに管理会社の方で修理業者を手配してくださいましたが、業者の方も予約で立て込んでいるとのことで修理に来ていただけたのはその日の夜になってからのことでした。
水回り全てから水漏れしている状況から予想はしていましたが、排水管や汚水枡(屋外にある点検口)など大掛かりな詰まり解消修理を行っていただき、1〜2時間ほどかかって無事に詰まりは解消されました。
原因として『経年劣化によるもの、経年による油などによる排水の詰まり』であったとのことで、その場では修理費用を支払うことはなく業者の方はお帰りになりました。
その後、管理会社より連絡があり、今回の修理は経年劣化が原因で筆者の過失ではないため、修理費用は管理会社持ち、筆者の負担は一切不要とのことでした。
修理費がどのくらいだったのかは不明ですが、これがもし異物を流してしまったなど筆者の過失であったのならば、修理費用を負担しなければならなかったと思うと怖かったです。
【ケース④】新築戸建の節水型トイレ
→自力で解消!?しかし…
- 一度水位が上がるが少しずつ水が引いていき、通常溜まっている水位より下がりポコポコと音がする
- 詰まっているものは水に溶けるものだとわかっている
- 節水型トイレである
現在の我が家のトイレです。
新築戸建住宅を建て、入居から3年も経っていませんでしたが、トイレが詰まりました。
これまでと違い、トイレのデザインによるものか、歴戦の猛者であるラバーカップを使用するも真空になりにくく、詰まりが解消しないのです。
戸建ての1階と2階にそれぞれトイレを設けたため、片方が使えなくてもそれほど支障はないのでラバーカップ以外の対処法を試してみることにしました。
築浅で排水管が詰まっているなどという考えは毛頭もなく、業者を呼ぶには及ばないと信じきっていました。
- しばらく放置してみる → ✖️
- 高い地点からバケツのお湯を流してみる → ✖️
- 重曹を使う → ✖️
- 洗剤を使う → ✖️
- もう一度ラバーカップを使う → ✖️
- 真空式ラバーカップを使う(※NEW!) → ○ 解消!!
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通常のラバーカップでは太刀打ちできないため、真空式という商品名に惹かれて購入しましたが、結局のところ我が家のトイレの形状に合わず、ラバーカップ自体を外してトイレに挿入する形で使用しました…
真空式の強力な水流が発生するのは確かで、何度か試すうちに詰まりが解消。
今回は大苦戦しました…
トイレ詰まり解消のための便利グッズ
いろいろ検索をするうちに、ラバーカップ以外にもトイレ詰まりの解消のために様々な器具があるんだと知りました。
定期的なお掃除に便利ですね |
ラバーカップがトイレの形状に合わない場合に有効かと思います |
加圧式なんてものもあるんですね! |
水に溶けない異物などを流してしまったトイレ詰まりにはこういった器具なども有効かと思います。
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節水型トイレは排水管が詰まりやすい!!!
無事に詰まりが解消したかと思った我が家のトイレですが、その後また少しずつ水位がおかしくなりました。
2階のトイレでしたので、水漏れなどの影響が怖く今回は業者を呼んで見ていただきました。
なんと排水管がヘドロのようなもので詰まっていたそうです。
新築だからそれはないとばかり思っていたので、完全に予想外でした。
時間のかかる大変大掛かりな修理となり、修理費用も高額となりました…。
業者の方が言うには、最近の節水型トイレは流す水の量が少なくて排水管が詰まりがちになり、新しいお家ほどトラブルが多いとのことでした。
これは我が家のトイレのリモコンです。
洗浄ボタンが『流す大』『流す小』『eco小』の3種類があります。
我が家ではその名の通り、排尿の際は『流す小』『eco小』のどちらかを、排便の際は『流す大』を押して流していました。
小には2種類のボタンがありましたが、節水になるのならと『eco小』のボタンを選び流すことが圧倒的に多かったのです。
しかし業者の方曰く、『流す小』『eco小』はトイレットペーパーを使わなかった際に流す時に使い、ペーパーを使った場合は『流す大』でなければ水量が圧倒的に足りないんだそうです。
昔の便器はタンクの水の勢いで流していたため「大」では約13リットルの水が必要だったそうですが、現在は節水技術が進み、「大」でも約5リットルほどの少ない水量で流せるそうです。
我が家のトイレの場合は「小」だと3.5リットル、「eco小」はさらに少ない3リットル。
現在の「小」「eco小」は、男子小用時や掃除の時に少しだけ水を流したい時に使う水量なんだとか。
そのため、トイレットペーパーを使用する際に『eco小』を3年近く使い続けていた我が家の場合、築年数は浅くても排水管が詰まってしまっていたのだそう。
また、本来2階のトイレというものは重力があって詰まりにくいそうですが、流す水量が足りなければ意味がないのですね。
自力で詰まりを解消できたように思えていても、根本的な部分の詰まりを助長してしまったのではないか、詰まりの兆候があった時に業者の方に見てもらっておけば、こんなに大きな修繕にならずに済んだのではと反省と後悔をしました。
備えあれば憂いなし
突然降って湧くトイレ詰まりのトラブル。
トラブルが起きてしまった際、慌てずに対処出来るように備えておくことも安心ですが、そうならないよう普段の心掛けで防げることもあります。
技術の発達とともに便利になることもありますが、その便利さが仇となり注意が必要になることもあります。
地球や環境にやさしく、わたしたちのお財布にもやさしく生きていきたいものですね。